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漂着鳥調査について

 

 


 

 

●漂着鳥調査の目的

 

 ・ 油流出による鳥の被害状況を推測する

 ・ 油流出がない平常時における鳥の個体群の健康状態を観察する

 

 漂着鳥調査ではすべての鳥を数えることはできません。どのくらいの数の鳥が死んだかを推測するための指標とな

 ります。

 

 適切なデータをこの手法を使って集めることで,実際に死んだ鳥の数を正しく推測する事が可能になります。

 

 

 

 

 

●漂着鳥調査のやりかた

 

 ・ 毎回同じ手法で調査を行います
 ・ 2-3時間で歩いて調査を終了できる程度の広さ(1-4キロメートル程度)の海岸で行い、

   スターと地点と終了地点を設定します
 ・ 浜の構造(地形)が一定(均質)であることが望ましいです
 ・ 頻度についてはシーズンや数年の傾向を知るためには、月1回程度の調査が必要だといわれています
 ・ 死亡鳥の把握が目的の場合には、1~2日おきの調査が、油流出の影響を調べる場合は、流出直後には頻繁に行

   う必要があります(日に1~2回の調査)
 ・ 調査は必ず引き潮のときに行う必要があります

 漂着鳥調査記録用紙に必要事項や確認した漂着鳥を記録します。

 

 Ⅰ 調査用紙Aの項目の記入
   ・ 日付、海浜区域名、天候、潮、調査者、連絡先、調査方法を記入

   ・ 開始時間、開始位置(GPSの緯度経度)地形の説明を記入

 


 Ⅱ 調査用紙Bの項目の記入
    1. 波打ち際に沿って歩きながら鳥を探す
    2. 発見した場合は、その発見場所から鳥までの距離を測り、記入
    3. 鳥の標識番号を記入
    4. 種名を記入
    5. 体表についている油を記録
    6. 写真番号を記録
    7. 鳥の情報(あしの状態、目の状態、発見場所、残存するからだの部位、体に絡んでいるもの、その他性別

     や年齢、羽衣、油で汚染されているかどうかなど)コメントを記入
     漂着してからの時間経過は足の硬直状態や腐りぐあい、目のくぼみ、捕食の度合いなどで推定が可能
    8. 鳥に標識番号のついた札やタグをつけ、定規と共に記録写真
    9. 必要があれば鳥を回収(紙袋を使用)

     油が付着している場合は紙袋又はアルミホイルで包んで回収(ビニール袋は使わない)

     一つの袋に複数個体入れない

     鳥には番号をつけ、紙袋に記入
   10. 打ち上げられた場所についての記録(海岸の高いところだったか、漂着ゴミの多いラインだったか)
   11. 捕食されている場合、どの程度食べられているか、残っているからだの部分を記録する

      魚網や釣り糸などが絡んでいないか
   12. 回収せずに、鳥の死体を海岸に残す場合は、目印の札やタグをあしなどにくくりつけ残す

 

 Ⅲ. 調査用紙Cの項目を記入 
    1. 終了地点まで行ったら、終了時間、終了位置(GPSの緯度経度)地形の説明を記入
    2. 元の地点まで引き返すが、波打ち際ではなく、高い場所を歩きながら戻り、漂着鳥があった場合は同様に

     する海岸のタイプ、漂着物の程度、調査の距離、油の漂着があれば記録、海浜の幅を記録

 

※この講習会は、IFAWの支援ならびに平成17年度の地球環境基金助成金を受けて開催されました。

 漂着鳥調査について詳しく知りたい方は、海鳥海岸漂着調査Beached Bird Survey講習会の記録もしくは、

 北海道油汚染国際ワークショップ記録集をご覧ください。

 

 

 

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